こんなときは二胡弓の交換時期です!
ニ胡の世界では、バイオリンなどと違って弓は消耗品であるという考え方が主流です。
新品の状態から使い始め、弓毛がすり減ってきたら、2〜3年くらいで交換することをおススメします。
- 弓毛が切れて量が減ってきたなぁ
- 弓毛が伸びて緩んできてしまったなぁ
- 松脂の乗りが悪く、弓が滑ってしまうなぁ
こんなときは弓の換え時です。
※ 毛量は約220〜260本程度が最良と言われています。1〜2割も減ってしまうと綺麗な音を出すことができません。また、毛のキューティクルが損なわれると、松脂が付きにくくなり、音色も悪くなります。
☆ 弓選びのポイント ☆
- 竹棹は手元側が少し太く、先端は少し細くなっています。全体がムラなく均質で内側に少し反っており、弓毛を張って押さえた時に竹棹がまっすぐになるものが良いでしょう。
- 竹棹の節は、たいていの弓には持ち手側に一箇所あり、その位置によって弓棹が曲がる弾力性を決めています。丁寧に作られた弓であれば、無節処理された弓でも、節の多い弓でも、弾いた時の感覚でしっくりくるものを選んでいただければ大丈夫です。
- 弓毛は白いものが最良ですが、白すぎるものは漂白しすぎです。また、毛を束ねてぴったりまとまっていること、毛の量も適量でバラバラにならずに揃っていることが重要です。
- 調節ネジを回して弓毛を緩めた時に、適切なたるみが保てるかを確認します。反対にネジを締めた時に、しっかり張られた状態になるかも調べましょう。
お持ちの二胡で試しましょう
二胡弓は主に竹材と馬毛によって構成されています。天然の素材である竹のバリエーションも様々で、一本ごとに弾力性と重さが微妙に違っています。ご自身の二胡で色々な弓を試していただき、弓棹の弾力や手に持った感覚が最も合うもの、弓毛の弾き心地が最も良いものを選びましょう。